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先日のレッスン風景です。

 

ピアノコース3年生のKくん。

指の練習とスケールの後、「アラベスク」を弾きます。

この曲は16分音符が多く、早く弾こうと思うと

指がもつれがち。

 

そこで大事なのが、指の練習と脱力です。

 

指の練習は、

手の形をお山にして、

指を付け根の関節からゆっくりと動かします。

こうすると、

アラベスクのように早い部分も

もつれなくなります。

もしも手の形ができていないと、練習しても

間違った癖を定着させることになってしまいます。

手の形をしつこく言うのは、どの曲になっても

必ず必要になってくるから。

 

脱力も、全員レッスンに取り入れています。

いろんな方法でしていますが、

まずは、手がダラ~ンとできればGOOD!

それが出来ると、今度は鍵盤の上で手を落としてみます。

重力に任せればOKですが、

自分で止めてしまうことがほとんど。

重力に自然に、

「落とす」「上げる」ができるようになると、

どんな曲もとても弾きやすく、

しかもきれいな音が出せるようになります!

 

練習曲もたくさんありますが、

全部こなさなくても

指の練習と脱力ができたら、

短時間でマスターできますよ