前回と同じ景色を、夕日の影が差す頃に見てみると、コントラストが際立って、これもきれいです!

前回は、叱り方について書いたので、今回は、褒め方について書いてみます。

レッスンで、「そうなんですか!」と言われるポイントです。

褒めるポイントは3つです。

1つめは、すごいなと思ったら、素直に言葉にすることです。思ったことを、出し惜しみせず笑、ぜひ言葉にして伝えてください。当たり前のようですが、とても効果的です!

「すごいね」

「がんばったね」

「こんなことができたんだね」

など、ストレートに言ってあげるといいですね。思っているだけでは、伝わりません!

2つめは、能力や比較ではなく、努力に対して評価するということです。

例としては、

「頭いいね」→「頑張って、できるようになったね」

「絵が上手だね」→「きれいな色だね」「面白い絵だね」

「お兄ちゃんよりきれいにお片づけできたね」→「お部屋がきれいになって、気持ちいいね」

3つめは、2つめとも重なりますが、アイメッセージで伝えるということです。「人の評価」ではなく、「私はこう思う」を伝えます。

「成績がいいから」「賞がとれたから」「褒められるから」などの人の評価でなく、

「頑張ってるから、お母さん嬉しいよ」という感じです。

補足として、4つめのポイントです。

「○○してくれる」という言葉は、避けた方がよいということです。

例えば、

「子どもがピアノを弾いてくれるようになった」などと言うことはありませんか?教室でもよく聞く言葉です。

保護者の嬉しい気持ちを表しているのですね。でも、この言葉は、実は、見直した方がいいです。

理由は、本来、親が頼んで、子どもにしてもらうことではないからです。

子どものことなら、困るのは子どもであって、親ではありません。

だからと言って、放っておくということではありませんが、

そこの線引きが理解できていないと、よかれと思うことでも、逆に、不要に子どもの機嫌を取ったり、スポイルすることになりかねません。

これは、意外に、大きなポイントです。

長くなりそうなので、対処のしかたは、次回に書きたいと思います。