昨日は私が指導・伴奏に行っている合唱団アマービレの練習日でした。2021年2月に予定の合唱フェスティバルに向けて、「いのちの歌」を練習しています。

そこで、アマービレの歌が激変した様子を書きたいと思います♪

アマービレの皆さんが歌い始めた時は、基本的は歌えてきれいなのですが、何か「これでいいのかな?」というような迷いが感じられるために、今一つ感動しない。

そこで、アマービレの方と「いのちの歌」の歌詞について考えてもらいました。それも自分のこれまでの人生で大事にしてきたことに置き換えて、考えてもらったのです。

すると、素晴らしい言葉が出てきました。

「真心をもって接してきた」

「必死で生きてきた」

「家族のために一生懸命してきた」

など、それぞれの方の人生の重みがある言葉でした。感極まって涙を流す方もおられました。そういった気持ちを胸にもう一度歌ってみると、歌が胸に迫ってジーンと感動したのです。歌い終わった後は、余韻で静まり返っていました……。

アマービレの皆さんは最初「音程とかは合ってるのかな?」「人数少ないけど大丈夫かな?」と思われていたのだと思います。

でも、表現する時に、人数とか上手下手にこだわる必要はないのです。なぜなら、「こんなふうに思うんだ!こう歌わずにはいられない」という気持ちこそが感動を生み出すからです。

自分に何か足りないんじゃないかと思っていると感動は出てこない。そうではなく、今の自分が感じる思いを精いっぱい出すと感動を呼ぶことができるのです。これは、ピアノのレッスンでも通じます。練習した後は、今の自分の精いっぱいの思いを出すことがすごく大事なんです。

それは「何か足りない今の自分」ではなく「今、精いっぱいするのがマルの自分♪」という自己肯定感につながるからです。

私は自己肯定感を育ててもらいたくて、ピアノや合唱の指導をしているんだなと改めて思ったことです(^^♪