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武満 徹さんの楽譜を買いました。

彼は、日本を代表する作曲家です。

ピアノ曲以外にもいろいろ作品がありますが、

今回は合唱の曲です。

 

「翼」     詞 武満 徹

風よ 雲よ 陽光(ひかり)よ 

夢をはこぶ 翼 

遥かなる空に描く 

「希望」という字を 

ひとは夢み 旅して 

いつか空を飛ぶ 

風よ 雲よ 陽光(ひかり)よ 

夢をはこぶ 翼 

遥かなる空に描く 

「自由」という字を

 

らららクラシックという番組で初めて聴いたのですが、

ハーモニーの美しいことといったら!

 

この詩は、武満さんが、

希望も自由も大きく大きく制限された、

戦争時代を乗り越えて書かれたという背景があります。

 

聴いていると、

憧れとか懐かしさのような感じがこみ上げてきます。

今は、希望も自由も当たり前の世の中ですが、

本当は当たり前じゃないのですね。

時代に思いを馳せながら味わってみると、

音楽に浸りながらも、

現在に通じる何か大切なメッセージも感じます。