皆さん、佐藤初女さんという人の名前を
聞いたことはあるでしょうか?
私は、本を手に取ったことがきっかけでした。
初女さんは、人を受け入れる活動をしていて、
どなたをも心を込めた食事でもてなし、
そのおむすびを食べた青年が、
自殺を思いとどまったということから
映画「ガイアシンフォニー 第2番」にも出演された方です。
私がすごいなと思うのは、
人の人生の岐路に関わる活動をしていながら、
淡々としている姿です。
おこがましさが全くないんです。
人の心を支えるというすごいことをしていて、
普通なら、そこで自分が人の役に立てたと思うでしょう。
宣伝するかもしれない。
そういうことが全然ないのです。
日本のマザーテレサのような人だと思います。
よりどころになる言葉がたくさんあるのですが、
特に好きなこの言葉を紹介します。
「いつまでも(悲しみの中に)とどまっていては、
先に進めないから、とにかくまず動いてください。
自分のためでなく、
人さまのお役に立つように動いてくださいね。
その人が喜んでくだされば、
その喜びが自分の喜びになって、力になるんです。」
実践している人の言葉だけに、
重みのある言葉ではないでしょうか。