発表会も目前になり、みんな頑張っています。
今日は、どんな風に生徒さんが成長しているか、シリーズで書いてみようと思います。
いろいろな生徒さんの変化を書いていきますので、楽しみにしていてくださいね。
先日このブログでも紹介したそらくん。
彼は、お家で毎日ピアノの練習をするのがニガテでした。
でも、「練習以外に続けてできることはないかな?」とラインで
メッセージや写真をやり取りするうちに、
お手伝いを毎日していることが分かりました。
継続してできることがあると分かり、
そらくんは「ピアノの練習も続けてみる!」と決意することができました。
その後、レッスンで集中する時間が少しずつ長くなってきました。
「見たいテレビがあるのに、レッスンで見れん」とふてていたこともありました(笑)。
でも、「ピアノのレッスン時間は決まっているでしょう。テレビはビデオで見なさい。
レッスンはちゃんと弾きなさい」
と注意されると、気持ちを切り替えてレッスンに向かえるようになりました。
以前は繰り返し弾くのがイヤだったそらくんですが、
今ではレッスンで何度も練習できるし、おうちでも練習できるようになってきました。
「毎日練習してきたで!」
と張り切って教えてくれます。
そんなそらくんには、
繰り返し頑張るようになったから、弾けるんだということを実感してほしいと思います。
そこでそらくんに一つお願いをしました。
そらくんには、たかしくん(仮名)という弟がいます。
たかしくんは小学1年生なので、自分で思い出して練習するということができません。
忘れてしまうこともよくあります。
そこで、「練習した?」というたかしくんへの声かけをそらくんにお願いしました。
たかしくんが思い出せるのはもちろんのこと、そらくんにとっても自分自身への声かけに
なるからです。
そらくんが練習を続けてどんな成長を見せてくれるのか、
たかしくんはどんな頑張りを見せてくれるのか、
発表会で力を発揮できるよう、レッスンしていきます。
これには優しさと厳しさのさじ加減が必要です!
子どもたちは、優しいばかりではダレてしまうし、厳しいばかりではピアノがイヤに
なってしまう。
子どものペースに寄り添いながらも、発表会で自己表現するためには厳しいことも伝えると
いう、両方の指導が大事だからです。
振り返ると、大手音楽教室では、子どもたちは淡々と発表するのみでした。
講師も生徒も人数が多いので、講師の個性が出せないのはもちろん、
生徒の個性も出せないのが当たり前でした。
どうしても「間違えないように」「見栄えするように」という指導になってしまい、
子どもの個性を生かした発表会にはならないのです。
もっと子どもたち自身の音が出るはずだ。
それが保護者の胸を打つのだ。
そう思ってレッスンをしています。
間違えない子どもにするのではなく、個性を生かせる子どもを育てることに
興味がある方はぜひお問い合わせください。