先日の合唱団のレッスンでは、
「うまく歌えるからだのつかいかた」
~川井弘子著 誠信書房~
のイラストを見ながら、エクササイズを取り入れました。
すると!
劇的な変化が起こりました!
高音が出やすくなり、声もやわらかくよく響くようになったのです。
しかも声が楽に出るので、しめつけるような響きにはなっていない。
びっくりするくらい変わったので、
アカペラの曲も歌ってみたところ、
教会のような、響きに余韻のある声となりました。
スポーツの分野では、
スポーツ科学が取り入れられていて、
筋肉のしくみやトレーニング法が工夫されていますね。
音楽でも、
抽象的な指示が何を意味するのか、
体の仕組みを知り、
エクササイズで体の感覚を知ることが大事だと思います。
身体の科学ですね。
音楽ではソマティクスという分野になります。
まず、「今の体の状態に気付く」ことから、
身体を科学します。
やみくもに努力したり、
間違った解釈で練習をしても、
成果は得られにくいし、体を痛めることさえあります。
響きも、
自分の近くでは鳴っていても、遠くに飛ばないこともあります。
この本には、
抽象的な言葉の意味するところ
身体の仕組み(ボディマッピング)
効果的なエクササイズ
が載っているので、
歌手、合唱団、指導者、学校の音楽関係の先生、
また吹奏楽員、その指導者にもおすすめです!