前回は、6年生でメロディーを作曲するという企画をお話ししました。
今回は、そのねらいをお話ししようと思います。
きっかけは、ちょっと元気が出ないお子さんの様子でした。
お友達だと一緒だと元気が出るので、機会を設けたいと思ったのです。
合わせて、学年全体の仲の良さを考え、自主性を発揮してほしいと思いました。
それで、発表会で企画をしようと思いつきました。
企画を進めるにあたっては、アイデアを出す段階でダメ出ししないこと、皆がそれぞれの強みを発揮することを伝えました。
それぞれのねらいを書いてみますね。
まず、アイデアにダメ出ししないことについてです。
この理由は、学校を卒業して仕事に就いた時、アイデアが勝負だからです。
知識だけではなく、柔軟な発想でアイデアや改善案を出す。
それが、会社やお客さんへの貢献につながれば、信頼度も上がります。もちろん収入も得られます。
ただし、これには大事な前提条件が合って、アイデアが出たら、自分にも人に対しても、絶対に潰さないことです。
これは、簡単なようですごく難しいんですよ。
というのは、ほとんどの人が「たいしたアイデアじゃないから」「どうせ○○だから」「人に△△って思われるから」などと、アイデアを知らず知らず潰しているんです。
(この辺りは、自己肯定感に大きく関わってくるので、子どもたちはもちろん、大人の方にもコーチングを始めています。)
そして、自分の強みを発揮することについてです。
これも、将来、仕事に就いた時のことを想定しています。
この不透明な時代には、今の段階から、自分が難なくできること、でも人にはできないことを知り、どういう形で生かせるのか考えていくといいのです。
これも、大事なポイントがあって、自分一人では絶対に分からないということです。
忖度のないコミュニティで初めてできることです。
レッスンでは、そのお子さんの強みを伝えていますが、さらにグループレッスンで、強みを発見してほしいものです。
ピアノを通して、将来の模擬体験をしてほしいと願っています。
手前味噌ではありますが、こういったことができるのは、私が単なる知識ではなく、強みを生かすことを目標にレッスンしているからです。
発表会が近づいたので、募集はあと1名のみとさせていただきますが、興味がありましたら、ぜひお問い合わせくださいね。