今日はグループレッスンの効果について、ご紹介したいと思います。
小学3年生のグループレッスンの連弾の場面です。
さきこちゃん(仮名)は、練習して自分のパートが上手に弾けるようになりました。
ところが、相手のさくらちゃん(仮名)と合わせると、手がぶつかってしまうのです。
弾きにくくて、2人とも顔を見合わせて止まってしまいました。
そこで、どんな工夫ができるか、私が助け舟を出しながら、2人で考えました。
結果的には、さきこちゃんが、手がぶつからないよう、左手の角度を変えて弾くことになりました。
次は、強弱の差を工夫することになりました。
メロディーの人が目立つ時と、伴奏の人が抑えるときの違いを工夫するのです。
すると今度は、伴奏の人が、聞こえないくらい小さい音で弾いています。
そこで、そもそも弾いている曲がどんな曲なのか、元気な曲なのか静かな曲なのかを、話し合いました。
そして、結果的に、音量の調節ができるようになりました。
2人の演奏は、しっくり噛み合って、素晴らしい演奏になりました✨
グループで良いのは、
自分1人でうまくいっても、相手があると調整が必要な場合が分かります。
また、強弱も絶対的なものでなく、相対的なものだということです。
良いと思っても場面によって変わる。
音の大きさも相手によって変わる。
成長につれ、そのような場面は増えていきます。
そんな時、共通の目的を確認すること。
アイディアを出してみること。
臨機応変に対応する経験は大事です。
グループレッスンは、このような勉強に役立ちます^^