
かりんをいただいたので、果実酒にしてみました。
自家製だと、好きなレモンも足して、砂糖も調節できます。
買ったお酒もいいけれど、自分で作ると満足度が上がるのです。
ささやかながら、これからお話する、楽しさの一例として挙げてみましたw
前回の記事では、本当の楽しさとはどういうことなのかということについて書きました。
レッスンでは具体的にどういうことなのか、生徒さんの成長を例に書いてみたいと思います。
小学1年生の栄ちゃん(仮名)。
初めて来た頃は幼稚園で、幼さゆえその時々の気分に左右される傾向がありました。
そんな時の栄ちゃんの楽しみは、
「先生が何か楽しいことをしてくれる」というものだったと思います^^
でも、今では、粘って繰り返し弾くようになりました。
それは、栄ちゃんの楽しみが、
「できなかったことができるようになる楽しさ」
「美しいものを自分で作り出す楽しさ」
に変わったからだと思います。
楽しさは与えられるものだけでなく、自分で生み出す過程なのだということを、感じつつあると思います。
人間は誰でも、与えられるだけだと逆に不満が募るものです。
それだけだと楽しさは感じられない。
本当に楽しくするためには、自分自身が改善していける手応えをつかむということです。
それがつまり、自己肯定感だと思います。自己肯定感とは、本来、他者からの承認に頼るのではなく、自分で育んでいくものです。
大人の役割は、楽しさを与えるだけでなく、子どもたち自身が生み出せるよう手助けすることだと思います。
過去の人々が成果を出した理由は、どのような教育を受けていたかという歴史を、現代の教育だけでない視点で見なくてはいけないと思います。
教室では、その時楽しければ良いというより、将来どのように繋げるかという考えもとに、レッスンやアドバイスをしています。
