練習する時、

「あれしなきゃ、これしなきゃ」なアタマはお休み。

リズムを感じて、

記号をイメージに置き換えて(なかなか難しいのです)、

いろんな声部が聴こえるように。

いつもと違うアタマが使われる感じ。

声部がからみ合って聴こえてきた時は、とても美しい。

 

それらを意識しながら弾くと、

1曲は、あっという間に終わってしまう。

残るのは、すっきり感だけ。

そしてお腹がすきます(笑)。アタマをめいっぱい使うからかな。

以前は、弾いたぞ、どうだ~みたいな感が残っていました。

でもこれだと、人の反応が得られないと疲れるんですよね。

 

それに比べて、

ただ音楽を感じて弾くと、

心が洗い流される感じがするのです。

人の演奏もそうです。

ただ弾いてるだけだと何も心に響かないけど、

その人が心から音楽を感じて弾いていると、

聴いていても楽しくなる。心が軽くなる。

たとえミスしてもです。

これこそ音楽の力なんだと思います。

ただ弾くだけでなく、

きれいな音、イメージに合った音を目指していれば、

誰でも必ずできることなんです。

この幸福感をみんなにも味わってほしいです♪