連休に、東京で松岡みやび先生のハープのレッスンを受けてきました。
カウンセリングも一緒に受けています。
ハープは、心の状態がそのまま音に出るので、
心が落ち着くと、音も良くなるのです。
カウンセリングは、すごく効果があります。
先生が、あんなに美しい音が出せるのは、
心のバランスをとる努力をされてきたからだと感じます。
そして今回は、声楽の吉田旅人先生の伴奏レッスンも受けてきました。
できる限り勉強して行ったのですが、
先生の人生経験に裏打ちされた深い解釈に、
自分の浅さ、
でも、努力の方向は間違っていないと感じることができました。
2人とも、世界をまたにかけて活躍されてきた先生です。
それなのに地位に執着せず、名誉に甘んじない。
どれほどの努力と苦労があるのでしょう。
だからこそ、その先生ならではの音が出せるのですね。
私も、自分なりの音が作れたら。
もしも、
人と優劣を比べていたら、プライドに固まっていたら、
こんな出会いはなかった。
逆に、自信がない時だったら卑屈になっていた
(自信のなさとプライドの高さは表裏一体ですね)。
でも、素晴らしい先生方に会ったり、
レッスンを受けたり、
カウンセリングを受けたりするうちに、
だんだん私は私でいいんだと思えるようになった。
そのことがとても嬉しい。
何ができてもできなくても、私は私。
長い間、
いい子を演じて(家庭で演じさせられて)、
自分の気持ちは後回しにしていた。
自分の感じ方はおかしいと思っていた。
本当の私を知ったらみんな離れていくと思っていたら、
本当の気持ちも分からなくなった。
訳も分からないのにイライラして、それでまた自己嫌悪に陥る。
音楽だけは、私が捨てない限り、いつでも受け入れてくれる。
いくらでも上手な人はいるのにと劣等感にさいなまれながらも食いついてきた。
やっと、善悪つけないでいい、自分は自分だと思えるようになった。
目の前の霧が晴れたような気持ち。
次はどんな景色が見えてくるのかな。楽しみです。
失敗しながら積み重ねてきたことが、
音楽を通して伝えていけたらいいなと思います。