先日、合唱団で、ボランティアコンサートをしました。
いくのさん家という、鳥取市の高齢者福祉施設です。
最初は無表情だった方たちが、
歌を歌って、手を動かして、聴いたりするうち、
表情がやわらかくなり、生き生きと指揮をする方もいたり(!)、
冗談が出たり、
変化を目のあたりにして、驚きでした。
中には、100歳の方や、認知症の方もおられたようですが、
本当に心から聴いてくださったのです。
最後には、お互いに目を見てしっかりと握手をして、
感想を言い合うことも出来ました。
今回のコンサートでは、
上手下手は意識せず、
ただ、音楽をイメージする心、仲間とコーラスする楽しさを
伝えられるように思っていました。
押し付けでなく伝えることができて、喜んでもらえたのは、
こちらも喜びでした。
たとえ、表面上の反応がこちらの思った通りでなくても、
ちゃんと聴いている。
そして表情が変わる。
音楽の力ってすごいんだなと改めて感じた経験でした。