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「弓と禅」オイゲン・ヘリゲル著 

ドイツ人から見た、弓道と禅について書かれた本です。

海外では、

日本や禅についての本として広く読まれているそうです。

弓道の習得を通して、

禅や日本の精神文化についてつづっています。

言葉重視の西洋人が、

行間を読む東洋の思想をどうとらえたか?

技を極める精神性とは?

といったことが書かれています。

 

ハープの松岡みやび先生に紹介された本で、

ハープの演奏にあたっても奥深い内容です。

 

「考える」「意志を持つ」に偏っていては、

本当の高みには到達できない。

言葉以上に「感じる」ことなくして、

何が伝わるだろうか?

 

言葉で伝えることの難しさと同時に、

感じることの大きさを教えてくれる本です。