教室の花は、スイセンとムスカリです^^

今日も、先日紹介した本の内容に関連して、私が心がけているお子さんへの具体的な声かけ方法を紹介してみたいと思います。

以下いくつかある中で、昨日は、1、命令しないについて書きました(昨日の内容はこちら♪)。

1、命令しない

2、こちらの意図を加えないで聴く

3、批判しない

4、望ましい行動に対して褒める

5、お子さんの信じ込みを、全体ではなく部分として捉える

6、お子さんの課題と私の希望とを分けて考える

7、楽しむ

 

今日は、2、こちらの意図を加えないで聴く

について書いてみたいと思います。

これは、お子さんが何か発言したときに、こちらの言葉で言い直さないで、言葉通りに受け取るように意識しています。または、良い悪いで判断しないで、行動そのものを見るようにしています。

理由は、こちらが意図を加えてしまうと、お子さんの本来の姿が見えなくなってしまうからです。

例えば、こんなことがありました。

レッスンで説明の途中に、お子さんが急にごそごそカバンのところに歩いて行ったことがありました。私はどうしたのかなと思ったのですが、見守っていると、そのお子さんは、以前同じ説明が書き込まれたテキストを取り出して「ほら、この時にも同じこと教えてくれた~」と言いながら、見せてくれたことがあります。

この時、もしも私が「立ち歩くのをやめなさい」と言っていたとしたら、お子さんの発見を一緒に見つめることはできなかったのです。

あるいは、別のお子さんで、説明の最中に目線が全然合わない時もありました。私が「何が気になるの?」と尋ねると、そのお子さんは「いっぱい楽譜があるから、どんな曲があるのかな~と思って」と話してくれました。そこから、そのお子さんの興味ある曲を弾いて聴かせながら、習っている内容と結びつけることができました。

この時、もしも私が「ちゃんとこちらを見なさい」と言っていたとしたら、お子さんの興味を発見することはできなかったのですね。

このように、こちらの意図を加えないことで見えてくるお子さんの興味や関心は素晴らしいのです。だから、私は意図を加えないで見ようと心がけています。

3、批判しないについては、明日書いてみたいと思います。

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