ラジオをつけたら、すてきなピアノの音が!
録音は古いから音質は悪いけど、
音に響きがあって、語りかけてくる感じ。
こういう演奏が好きなんだ~!!
誰?と思ったら、
フランスのピアニスト、
イヴ・ナットという人でした。
1950年代に活躍した人らしい。
ネットでいろいろ調べていたら、
CD付の本があったので、即買い!
次の日、ラジオで別のピアニストの曲を聴いた。
ショパンのアレンジが、
ジャズ風だったりピアソラ風だったりするのだが、
何を言いたいかが伝わってこない。
自分の演奏技術がスゴイんだぞってことかな~
と思っていたら、
ピアニストの名前を聞いて納得しました。
あまりにも、どうだ、スゴイだろって言われると
ひいてしまうってこと、ありませんか?
逆に、
例えば幼稚園児の合唱のように、
無心で一生懸命の姿に感動すると
いうことは、ありませんか?
大人になるにつれ、
自分をよく見せようと思いがちですが
(時には必要なものですが)、
前面にくると、胸に響かない。
反対に、
ミエを捨て一生懸命な姿に、
心を打たれるのではないかな。
だから、上手下手問わず、一生懸命に向かう。
初心者でも人に伝えられるものがある。
そう言いたくて、私はレッスンしているんだと
思います。