今日は別のベンチの写真です^^

今週は、お子さんの成長に欠かせない3つのこととして書いています。

今まで1100組以上の親子と関わってきて、お子さんの成長のために、知っておくべき大事なことについて書いてみたいと思っています。

重要な3つをご紹介しました。

1、自分主体での気持ちの表現

2、時に壁になれる強さ

3、境界線を知る

です。

1、自分主体での気持ちの表現については、主語を保護者自身にして伝えると、お子さんに伝わりやすいという内容でした(興味ある方はコチラ!)。

2、時に壁になれる強さについては、本当に伝えたいメッセージは行動で示すという内容でした(興味ある方はコチラ!)。

 

今日は、

3、境界線を知るについて書いてみたいと思います。

あまり耳慣れない言葉だと思いますが、子育てにとても大事な考え方なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この境界線は何かというと、あなたの課題と私の課題を分けて考えるということです。

具体的な例を出してみますね。

例えばお子さんが宿題をしないとしましょう。その時に宿題をしないのは誰の課題かというと、お子さんの課題になります。誰が困るかという観点で考えるのですね。

そこで、もしもお母さんが困るとすると、実はこのような理由が考えられます。

・宿題をしないことによって、お母さんが先生に怒られるかもしれない。

・宿題をしないことによって、子どもの成績が落ちるとお母さんの肩身が狭くなりそうだ。

など。

つまり、お子さんの心配のかげにお母さん自身に対する心配があるわけです。

これは、知らず知らずのうちにお子さんの課題をお母さんの課題がまぜこぜになっている状況といえます。

宿題をしないで困るのはお子さん自身です。助けてあげたい気持ちもよく分かるのですが、お子さんが困る前にいつも保護者が介入をすると、弊害になることもあります。

それは、誰かが何とかしてくれると思ってしまって、自分で何とかしようと思わなくなるからです。

あるいは、自分はいつも人に言われないとできないという、自己不信感が大きくなってしまう場合もあります。

なので、お子さん自身が困る経験も時に必要で、そこで自分自身が考えることこそが解決になるのです。

冷たいと思われるかもしれませんが、子ども自身の解決能力を信じ育てる視点も、大事なのではないでしょうか。

ということで、子どもの問題は子どもに解決させる視点が、境界線を知ることになります。

もちろん、一切口出しをしないほうが良いということではありません。程度や場合によるので、あくまで例としての考え方です。

このように、相手の課題と自分の課題を混ぜていないかという境界線を知ることで、何でも自分のせいだと思わずに済むので、保護者自身も人間関係がかなり楽になります。

私自身、かつて境界線を越えてアドバイスをされ負担だったことがありました。けれども自分の課題と相手の課題を切り分けることで、ずいぶん楽になりました。

境界線はまだまだ知られていない概念ですが、お互いのためにもなり、とても楽になるのでぜひ取り入れてほしいです。

レッスンでは子育てのお悩みについてご相談をいただくことがあり、アドバイスさせていただいています。

今回3つの視点を取り上げてきましたが、いかがだったでしょうか。感想があればぜひお寄せください。「参考になった」など一言でもOKです。コメント欄に書いてくださると嬉しいです。

カウンセリングピアノ教室では、ピアノをきっかけに、お悩みに応じて様々な観点からお応えしています。

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