今週はお休みなので、普段目にしない夕方の景色を楽しんでいます^^

今日から数回にわたり、発表会前後のお子さんの成長を書いてみたいと思います。

 

かずやくん(仮名、小学2年生)は、まじめなお子さんです。

質問すると、ちょっとしたことも真剣に答えてくれます。

同時に、間違いをとても気にする一面も見受けられました。

その気持ちが昂じて、自分の間違いを人のせいにすることがありました。

根底には、「いい子でありたい。間違えたらいけない」という、苦しさにも似た気持ちがあるように、私は感じていました

そこで、レッスンである工夫をしました。小さな間違い談をお互いに話して、笑いに変えるのです^^

「間違えても自分には価値がある」というメッセージを伝えたかったのです。

 

同時に発表会では、手の移動がたくさんある、少し難しい曲にチャレンジしてもらいました。

かずやくんは、すぐに弾けると思ったようでしたが、思いに反して、手はなかなかパッと動きませんでした。

それがジレンマで、おうちの練習では泣きながらしていたそうです。

その甲斐があって、発表会ではペダルも使って、曲のイメージを美しく表現することができました。

多くのお友達からも「情景が目に浮かぶようでした」と言ってもらうことができました。

かずやくんの顔は晴れ晴れとして、自信に満ちていました。

 

そして、発表会後の振り返りで、練習できなかった日の理由についても

「ぼくの力でできるはずなのに、集中しなかったから、叱られて練習できなかった」と言うことができました。

自分の至らなかった点について、話すことができたのです。

これは大きな成長です。

できないことがあってもいい。それも自分の一部なんだ。けれども、頑張ったらできるようになるんだ。

このことを身をもって体験できたからです。

かずやくんは、これからもっと、間違いを気にせずチャレンジできることでしょう。

自信に満ちた彼の表情からも確信しています^^