残り少ない秋の景色を楽しみたいものですね。

前回に引き続き、発表会後のお子さんの成長について書いてみたいと思います。

 

あいりちゃん(仮名 小学2年生)は、あまり自分の希望を言わないお子さんでした。お母さんは、「やりたい」「やりたくない」といったいった自分の希望を表明してほしいと願っておられました。

レッスンでも、質問はできるのですが、自分の希望についてはあまり言うことがなかったのです。

そのあいりちゃんが、「今年は発表会で『炎』を弾きたい」と言ったのです。

それで、何ヶ月も炎の練習をしてきました。

みんなが知っている曲だけに、リズムがおかしいところを繰り返し直しました。

表情も、しっかりと出すように繰り返し伝えました。

あいりちゃんは、はじめの頃は、自分ができていないことが何なのか、あまりよく分かっていない様子でした。

でも、動画を見せながらレッスンをしていくうちに、だんだんできていない部分が分かってきたのです。

できていない部分が自覚できると、練習も実を結びやすくなります。

その甲斐あって、発表会では最後まで表情豊かに弾き切ることができました!今までで1番表情が出せたのです。

あいりちゃん自身も、「よかった!(去年よりたくさん表現に気づけて)嬉しい」と言いました^^

お友達の演奏への感想についても、リズムや表情など、細かい部分を聴くことができました。

お友達が弾いた曲の中から、弾きたい曲もあったということで、次に弾きたい曲についても、何曲か自分から話してくれました^^

できていない部分が理解できたからこそ、努力でき、他の人の演奏に対しても努力が分かった。

そして弾きたい曲の希望を複数も言えたという、素晴らしい成長でした。

今、あいりちゃんの希望した次の曲を準備しています^^♪