今日は、自分の取説を作ることについてお話してみようと思います。
自分の取説とは、その名の通り、自分の取扱説明書を作るということです。
自分の取説を作るメリットは、
より理解が早まったり、
練習の成果が上げやすくなったり、
勉強が理解しやすくなったり、
コミュニケーションが取りやすくなったり
することです。
では、自分の取説はどのように作ればいいのかということですが、
一言で言うと、振り返りをすることです。
例えば、小学校5年生のお子さんは、演奏がうまくいく時と、うまくいかない時がありました。
両方を比較して、どのような時にうまくいっているか、考えてもらったのです。
すると、彼は
「ちゃんと弾こうと思わずに弾く」
と言いました。
これは、アドバイスを忠実に守ろうとするがゆえに、かえってとらわれてしまうという自分の特徴をよく捉えた上での言葉です。
このように、同じ注意でも、その消化の仕方は、お子さんによって様々なのです。
明日は別のお子さんの例もご紹介しながら、自分の取説について、考えを深めてみたいと思います。