イチョウがきれいに色づいています!

今回は、

「子どもが言うことを聞かない。つい感情的になったり、子どものペースに振り回されてしまう。どうやって叱ったらいいのでしょうか?」

という質問にお答えしてみようと思います。

これは切実ですよね。私も我が子を叱るのに、自信はありません汗。ですが、要点は1つだと思います。

それは、これは譲れないということは、はっきり示すということです。

それには、2つのステップがあります。

1ステップ 理由をはっきり言います。

2ステップ 口で言って聞かなければ、行動で示します。

 

1ステップ 

理由について、

例えば、よくありますが、「○○さんに怒られるから、やめよう」と言うのは、適切ではありません。

なぜなら、子どもは、「じゃあ怒られなければ、してもいい」「そんなことで怒る○○さんは悪い人」

などと理解するからです。

そうではなく、

「人の迷惑になるから」

「同じことされて嬉しいかな?」

「人をイヤな気持ちにさせるから、やめなさい」

と、はっきり理由を言います。

 

2ステップ 

ここが大事なステップです。

言っても聞かないこともあります。その時は、行動で示さなければいけません。

例えば、

売り物を触って汚しそうなら、手を押さえて制止しなければいけません。

それでも言うことを聞かなければ、お店から出ることも必要かもしれません。

この時、保護者自身、行動ができないと、逆効果になります。

つまり、子どもは

「お母さんは怒るけど、何も変えなくても、許してくれるよね〜」

と理解してしまうからです。

「実行を伴わないので、結局は、見逃してくれる。結局は、自分の都合を優先してくれる=

言うことを聞かなくても、相手のほうが合わせてくれる」

という解釈になってしまうのです。

このままだと、社会に出たら、すごく困るのは目に見えています。

幼くても、厳しくても、本当のことを教えるのが、大人の務めではないではないでしょうか?

叱ることは、保護者の覚悟を示すことです。だから、保護者にとって厳しいことなんです。

でも、叱ることから、いつもいつも流れてしまっていては、結局、子どもにすごく大きな苦労をさせてしまいます。

しかも、必要な苦労ではなく、自立できていないゆえの、不必要な苦労です。

いつも見逃したり、その場しのぎになってしまうのは、本当に子どものためなのでしょうか。

「私が頑張れば」「私が我慢すれば」と思うことはないでしょうか。

それは、保護者の都合になってないでしょうか。

実は、自身のエゴ「めんどくさい」「罪悪感から逃れたい」「あまり考えたくない」などが、隠れてはいないでしょうか?

保護者だって人間なので、当然エゴはあります。それを裁くつもりはありません。

しかし、子どもに伝わるのは、言葉の注意でなく、まさに保護者のエゴの部分なのです。これが事実です。

保護者が、自分のエゴをおいて、子どものために、行動で示せる時、必ず真意が伝わります。

叱る時の2ステップ、ぜひ試してみてください。