この時期でも朝顔が頑張っています^^
教室では、お子様の個性を伸ばすことを心がけています。
加えて、昨今の情勢を踏まえ、お伝えしています。
お子さんの言葉には、大人も考えさせられることがたくさんあります。
例えば、鬼滅の刃が好きだというお子さんに、
「「鬼の目にも涙」という考え方は日本の文化であって、「強いものは弱いものに何をしても良い」という価値観もあるんだよ」と話しました。
するとそのお子さんは、こう言いました。
「多分そんなことは続かないと思う。
お互いに助け合わないと、自分も不幸になる。
今は、お金が全てになっていると思う。
私の大切なものは、友達からもらったペンとか、おばあちゃんの形見」
素晴らしい言葉だと思いませんか。
これはまさに、みんなで助け合うという日本的な価値観です。
当たり前と言えば当たり前ですが(ちなみに、当たり前になっている日本らしさを国体と言います)、私たちは、その当たり前がいつの間にか、あまりにもお金中心になっていませんか。
別のお子さんの例です。
読書が好きなお子さんです。
「最近、自分の考えとは違う「ノイズ」を受け入れない傾向があるみたい」と言うので、「あなたはどう思う?」と尋ねてみました。
すると、このように答えてくれました。
「例えば読書だと、別の考えを持った人がどういう考えを持っているのか、知るのは楽しい。
その人の人生を送ったからこそ、出てきた言葉に感動する。
私も、人生の積み重ねでものを言う人になりたい。
だから、自分の考えと違うことがノイズなわけがないと思う」
素晴らしいと思いませんか。
こういう視点を、大人たちも養わなくてはいけません。
他人の意見はノイズではなく、みんなで話し合い決めるのは、本来の日本人の価値観です。
世界を席巻する「お金が力」「エリートが力」「弱者支配」は、日本人には本来相容れないものですね。
今、日本人は、国に迫る危機の認知と、日本人の価値観を思い起こす必要に迫られています。