週末、西川悟平さんという方のピアノコンサートに行きました。

「指の数ではなくて、いかに心をこめるかを大事にしています」

と言われる通り、素晴らしい演奏で、音に西川さん独特の主張がありました。

余韻を味わいながら、何が素晴らしいと感じたのか考えてみました。

 

それはやはり、生き方が音に出ているところです。

私が若い頃は、巨匠と言われる演奏家がまだいて、その演奏に憧れたものです。

若い人にはテクニックでは出せない味わいがあって、それが1人1人違う魅力になっていたからです。

私もあんなふうに年を重ねて、演奏を成熟させていきたいと思っていました。

現代はテクニックで見せる演奏が主流の中、こんなに心に入り込んでくる演奏にはなかなか出会えないと思いました。

 

お話されるエピソードにも、驚きと奇跡がたくさんありました。

それを支えているのは、さらっと言われていたけれど、地道で真っな行動の積み重ねなのだと思いました。

敗北感で自分を終わらせない。

信じたものをとことん愛する。

奇跡を支えるのは、その行動だと思いました。

 

そういう粘りとか、自分を諦めないことを、ささやかながらレッスンでも伝えています。

秋にも来鳥されるので、ぜひおすすめしたいです。