先日ラジオを聴いていたら、
世界のオーケストラで活躍する日本人トップ奏者の対談でした。
あのベルリンフィルのコンサートマスター、樫本大進さんや、
オーボエの宮本文明さんなど、そうそうたる方のお話でした。
その中に共通していることがありました。
それは、
「一流のオーケストラというと、
人間的には冷たいイメージを持っていた。
でも実際は、みんな親切で、ユーモアがあって、暖かかった。
一流というのは、
こんな人たちだからこそ一流たるゆえんなのだ」
ということ。
オーケストラの所属は違っても、
二人とも同じことを言われていました。
私も、一流の先生に見ていただく機会があり、思うのは、
・物腰が丁寧で穏やか
・熱心
・細やかな気配り
決して偉ぶらないんですね。腰が低いです。
そして熱心に指導してくださいます。
たとえその場でできなくても、できるように全力で向かってくれます。
気配りも、
例えば、帰りのおじぎをした後、次の生徒さんがいても、
笑顔で送ってくれるんですね。
普通なら、すぐ次の生徒さんに切り替わるんですけど、
そういうことはないんです。
今までも素晴らしい先生は、皆そうでした。
人生を音楽に捧げてきた先生方だから、
すごいものを秘めているのに、ひけらかさない。
かえって失礼なことはできませんよね。
一流の人というのは、そういう人なんだなあと
間近で見ることができて幸せです。
レッスンを受けることは、演奏技術だけでなくて、
人としての姿も吸収できることなんですね。
レッスンする際にも、そんな経験をふまえて
少しでも伝えられたらなと思います^^