子どもがちょっとしたケガをすることがあります。

そんな時、夫は「どうしたん!!!」とびっくりするのですが、

私は、心でやめて~(汗)と思いながら、

「ああ、大丈夫、大丈夫!」と言う。

実はこれには、深い理由があるのです。

 

話は変わるようですが、例えば、

自分が好きなお店にウインドーショッピングにでも行こうと思うと、

軽く動けるのに、

子どもに○○買っといてとか、夫に○○しといてとか言われると、

急に体が重くなったりすることはありませんか。

体調悪い時なんか、すごく顕著ですよ。

自分のしたいことはできるのに、頼まれたら急にしたくなくなる。

これは、野口晴哉という整体の元祖の先生が書いていたことで、

本当かな~と思って試してきましたが、本当なんですね。

 

「人間の体は、自主性で動くと、スムーズで、

ケガをしにくいし、病気も早く治る。

逆に、他人の思惑で動いている時は、動きは滞り、

不調は治りにくくなる。

治らない方が構ってもらえると思った場合も、

無意識のうちに、治るのを遅らせようとする。

出血した時も、びっくりすると止まりが遅くなるが、

最初に「大丈夫!」と気を入れると、早く止まる。」

 

このことは、今行っている整体の先生も言われます。

心から治りたいと思う人はさっと治る。

どこかで治らない方がいいと感じている人は、なかなか治らない。

 

だから、

早く治すには、

その人の「よし、大丈夫、治る!」という力を引き出す方がいいのです。

親があまり心配すると、

子どもは「そんなに大変なんだ」と感じて長引いてしまいます。

ちょっとケガや病気になっても、

「大丈夫だよ。体が頑張ってくれているから」など、

安心の声かけをしたほうが早く治ります。

親が動転していたら、

あまり嘘っぽくなるのもおかしいのですが(笑)、

自身を落ち着かせるためにも、

まず「大丈夫!」と言い聞かせてみるといいです。

必要な処置は施しつつ(施してくださいね、笑)、

トラブルを過大視しないで、

やり過ごすという感じでしょうか。

経験上でも、その方が結果がいいと感じています。

 

ケガや病気に限らず、

レッスンで困ったなと思うことがあっても、

「大丈夫!」は流れを変える言葉です。

家庭でも、心配な時は「大丈夫!」の方が使えると思います^^