今回は、

「ピアノで身につけたい○○の力」

についてです。

 

先週のレッスンでのこと。

 

最近、ケアレスミスが多いAちゃん。

ミスしては、「あ!」を繰り返すのです。

説明をするのですが、どんどん縮こまってしまう。

 

何が問題なのか、私は考えました。

 

これはミスが問題なのではない。

Aちゃんの意思が、全然込められてないのが問題だ。

真面目なAちゃんは、「注意を守らなきゃ」に精一杯になってしまっている。

 

そこで、Aちゃんにこんな話をしました。

「リズムとか、強弱記号とか、気をつけることがたくさんあるのは、たった一つの目的のためなんだよ。なんだと思う?」

「それはね、Aちゃんがこの曲をどう思うかってことを、表現するためなんだよ。」

「『私はこう思う』を弾くために、いろんな注意がある。注意は、『私はこう思う』がなかったら、意味がないんだよ。」

注意よりも、表現の大切さを理解してもらいました。

すると、説得力のある素晴らしい演奏ができたのです。ミスを気にしていたら、できない演奏です。

 

このように、

「こう弾きたい」は意見です。

意見がある時、音の羅列が、初めて音楽になります。

大切なのは、意見を表現する「自主性」なのです。

「自主性」は、今後の人生で欠かせない力です。

 

ですが、残念ながら、学校の授業や、他のおけいこでは、自主性を学ぶ機会は、ほとんどないと言っていいでしょう。

たとえば、塾や英語教室などでは、

1対多人数がほとんどで、きめ細かく個性を見ることができません。

また、個人の意見を求める機会は、ほぼありません。

さらに、言葉にするのがニガテなお子さまにとっては、自分の意見を話すのが、難しいのです。

 

自主性なく育ってしまうと、

・成長してから、自分のやりたいことが分からない。

・イライラしやすい。

・自分はこれでいいんだと思えない。

といった状態に陥ります。

 

カウンセリングピアノ教室では、ピアノを通して、「自主性」を育んでいます。

私自身、自主性なく、言われるままにしてきて、息苦しさを感じていました。

だからこそ、自主性を出せない辛さが分かります。

生徒さんには、そのサポートをしたいと思っています。

実際に、生徒さんはのびのびと力を発揮しています。

6月末まで新規生徒さんを募集しています。(7月以降は発表会準備のため、募集は一旦停止とさせていただきます。)

お子さんの自主性を育みたい方は、ぜひお問い合わせください。お問い合わせはこちら