梅雨も明け暑い日が続いていますが、山の緑は青々としてきれいです^^

 

今日は、生徒さんのお母さんのお悩み相談をご紹介しようと思います。

 

5才のかいとくん(仮名)のお母さんは、

かいとくんがすぐ泣くのを気にされていました。

幼稚園でもすぐ泣いて、活動に取り組もうとしない。

お母さんは、泣いてもいいから、かいとくんに

もっと頑張ってほしいと思っていたのです。

 

ピアノ教室に来ても、かいとくんはお母さんから離れず、泣くばかりでした。

レッスン中もお母さんが付き添ってくださっているのですが、

兄弟のお世話で少しでもお母さんが席を外すと、泣いてしまう。

トイレに行く時もお母さんがついてこないと、泣いてしまう。

 

お母さんに自分だけを見てもらいたくて、甘えることもあるでしょう。

 

でも、ある日、私はかいとくんに言いました。

「かいとくんも発表会に出るんだよ。

お友達にかっこいいところ見せてあげたくない?」

 

一方で、お母さんにはこう言いました。

「お子さんの言うことを聴いてあげることも大事だけれど、

いつもお子さんの気持ちに応えなくてもいいのですよ。

かいとくんに頑張ってほしいというお母さんの気持ちを、

伝えるといいですね。

言葉だけではなくて、行動でも伝えましょう。

具体的には、本人とお話しして、1人でレッスンが受けられたら

いいですね。

その時は、別れ際はさっと帰ってくださいね。」

 

すると、かいとくんは1人でレッスンを受け始めました。

お母さんとお別れする時に泣くこともありましたが、

自分で気持ちを切り替えて、レッスンに向かうようになりました。

動きにくかった指も動いて、曲が弾けるようになりました。

 

そして、発表会では精いっぱい最後まで弾き切ることができたのです。

 

これが自信になって、幼稚園の活動にも取り組むようになり、

「一番成長した園児さんです!」

と幼稚園の先生から褒められたそうです。

 

このように、カウンセリングピアノ教室では、ピアノ「だけ」でなく

お母さんのお悩みに寄り添ってお子様の成長を育んでいきます。

 

お母さんの願いは、

「情緒豊かに育ってほしい」

「努力できるようになってほしい」

「間違えてもチャレンジしてほしい」

ということだと思うのです。

 

必ずしもピアノの技術「だけ」を願っているわけではないはずです。

 

私は過去に、大手音楽教室に勤めてきましたが、

経営上レッスン時間は限られていました。

内容も、会社の決めたカリキュラムに沿うことが求められました。

すると、どうしても技術の詰め込みになります。

もちろんお母さんへのフォローもできるはずがない。

 

お子さんは、どんな気持ちでピアノに向かっているのか。

お子さんは、どういうふうに気持ちを表すのか。

お母さんはお子さんにどんな悩みがあるのか。

お子さんにどうなってほしいと願っているのか。

 

そういうことが全く観察できないのです。

 

ピアノレッスンを通して、お子さんの成長に関わりたい。

お母さんの支えになりたい。

 

そう思って、私はカウンセリングピアノ教室を始めました。

 

ピアノの技術「だけ」を追及される方には向きませんが、

ピアノを通してお子さんに成長してほしいと思っている方は、

ぜひご入会ください。

 

現在、オンラインレッスンモニター生を限定5名様で募集しています。

お母さんの子育て相談にも応じています。

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