足もとにも秋色があふれています^^

踏むと音も楽しいのです。

 

前回のブログで、子どもはお友達との関わりの中でこそ、成長が加速すると書きました。

今日は、そのことについて書いてみたいと思います。

 

例えば、こんなことがありました。

 

グループレッスンで最後に写真を撮ろうとした時のことです。

急に鼻血が出てしまったお子さんがいました。

私は、すぐマスクを外してもらって、手当てをしましたが、どんなポーズで撮ったらいいか考えていました。

そこで、子どもたちに「どうやって撮ろうかなあ❓」と相談しました。

すると1人が

「こうしたらいいんじゃない⁉️」

と口の前で両手を交差させて、ポーズをとってくれました。

「イイね〜‼️」

みんな喜んで、笑顔で写真を撮ることができました^^

 

この行動には、大事な点が2つあります。

1つめは、相手が困ったことを理解、フォローできたこと

2つめは、相手目線で行動できていること

です。

 

順番に説明していきますね。

 

まず、1つめについては、分かりやすいと思います。

相手が困ったことが分かり、フォローできる。

これは社会生活を送っていく上で、大きな基盤になります。

 

2つめは、自分主体ではなく、相手目線で行動できているということです。

分かりにくいので、別の例で考えてみましょう。

例えば、大人だと、あれこれ考えすぎたり、変に遠慮したりしてしまって、自然に相手目線で行動することが難しかったりします。

だいたい、以下のようなことを考えるわけです笑

 

「こんなつまらないことを言って、役に立たないんじゃないか」

「もしアイデアを取り上げてもらえなかったら、どうしよう」

「他の人のほうがもっといいことを思いつくかもしれないから、私が言わなくてもいいか」

などです。

 

もちろん人にもよるでしょうけど、こういう時、根底にあるのは、実は『自分』はどう思われるか」なんですね。

でもグループレッスンの子どもたちにはそれがない。

『相手』に役立つか」を考えているので、行動できているのですね。

この「相手」目線も、社会に出る時(もっと言うと、お金を得る時)欠かせない視点になります。

 

このように、子どもの成長には、お友達との関わりが絶対に欠かせないものなんです。

心理学の研究にも、遺伝以外の改善要素として、環境(物理的環境、人間関係など)の重要さが分かっています。

グループレッスンでは、努力については小さなことでも褒め、残念なことがあれば個人レッスンでフォローしています。

なので、グループレッスンで得られる成果はとても大きいのです。

 

グループレッスンの効果については、これ以外にもあるので、別の記事でご紹介したいと思います。