子どもたちを教えていると、

いろんなことに気づかされます。

こちらのレッスンプランはあるわけですが、

子どもによって興味や反応の仕方、理解の進み方は違う。

脱線しているかなと思うこともあります。

例えば、

「さあ、このポジションは弾けるようになったかな?」

「クイズしよう!」

「黒鍵二つはここ」これはすぐつながるかな)

「今日はカード並べて曲作ろう!」などなど。

さあ、どうつなげましょう(笑)。

でも、それは

その子の感じ方や興味を教えてくれているので、

必ずしも却下しなければいけないものではないのです。

もちろんいつも脱線のままでいいというわけではないのですが、

話が違うと切ってしまわないで、

興味を汲んで、それに合わせた持って行き方を工夫する。

(子どもの機嫌を取ることと同じではないので、念のため)

こちらの言いたいことも譲らない。

すると、

何だか遠回りしているように思えても、

ある時、子どもの中で腑に落ちるというか、

理解がまとまってくる時があるのです。

興味がパーッと理解につながるんです。

 

こちらとしては、

言ったことをその時吸収しているか

一応気にするのですが、

進める通り理解できているかどうかに、

あまりとらわれることはない。

理解のしどころは子どもによって違います。

案外、いろんな興味を話す子どもは

瞬発力があり、ポイントをつかむように思います。

 

つまり、

子どもの興味は

(流れを妨げるものとしてでなく←なんかすごい言葉ですが、)

興味として受け止める。

指導者は、指導内容に柔軟性を持たせて対応する。

教える内容に妥協しない。

が大切だと思います。

 

だから、

生徒が理解しないという指導者は、

生徒に対してでなく

自分の指導を見直さなければいけないと思います。