この仕事は、言葉かけがとても大事です。

そのコツは、暗示にあります。

暗示というと、

アヤシイと思うかもしれません。

でも暗示は、実は普段の生活に入り込んでいるのです。

 

例えば病院に行ったとして、

先生に「これは大変な病気で治りませんよ」って

言われるとすごく落ち込むじゃないですか。

同じ病気だとしても、

「大丈夫、これこれな病気ですけど、○○すればいいですよ」

言われるのとでは、全然違う気持ちになります。

声かけによって、

「もう治らない」という暗示か

「治る見込みがある」という暗示かに分かれるわけです。

 

他にも、何かしようとする時、

「できない、できない」と言っていると、

本当にできなくなります。

自分にそういうふうに言い聞かせている

=暗示をかけているんです。

「(今はこれこれだとしても)、できる」と言っていると、

できるようになります。

自分に言ってみると分かりますが、

「自分にはできない」と言うと、

もう頑張る余地すらないと思えてきます。

「もしかしたらできるかも」と言うと、

ムリかもしれないと思いつつも、

可能性のすきまが見えてくるというか、

突破口がある気がしてきます。

 

教える時も同じです。

「できてない」ことを言い続けると、

それが暗示になり、

本当にできなくなります。

たとえできてないことがあったとしても、

できるという確信のもとに言葉かけをしていると、

できるようになります。

言葉かけは、

「自分にもいつかできる」という暗示にするのです。

 

子どもが、思ったように力を出せないでいる時も

親が焦って、悪い暗示を入れてはいけません。

「なんでできないの」

「○○ちゃんはできるのに」

「せっかくお金を払っているのに」

まあ思っちゃうものですが(笑)、

胸にしまっておきましょう。

これは親の気持ちですからね。

子どもは、できなかったことを分っているのです。

その不安をもうあおらない。

力を発揮させたいと思ったら、何も言わなくても、

できるんだと信じてあげる方がいいのです。

これを実践してくださった保護者の方も、

本番でお子さんが力を発揮でき、

納得されていました^^

 

言葉かけは、いい暗示を与えたいですね^^