今日はカフェの話です。

素敵な器でコーヒーをいただけるカフェがあります。

そこで、こんな本を見つけました。

本に書いてある内容が音楽に通じるので、シェアします^^

 

「器に限っては見た目だけが美しく整ったものには用心しなくてはならない。

器には見た目では分かりかねる美しさがある。それは時を受け止める度量とも言えるのかもしれない。

滋味とは使い続けてじわじわとにじみ出てくるもの。その塩梅が心をくすぐる。

ギャラリーや店で見たや使い始めが1番美しいのだとしたら、その器は残念ながら本当の器ではない。

日々の食卓に上り、手に包まれて使われることで時を経てじわじわと美しさが増し、育っていくものこそが器の真価である。

~中略~ 時を経てこそ美しくなる、これが本物の器だと思う」

『器、この、名もなきもの』より引用

 

本文の「器」のところを「音楽」に変えて読んでみてください。

音楽も、パッと見た(聴いた)目が華やかなものに耳を奪われますが、それは音楽のごく一部にしか過ぎません。

うまくいく時もうまくいかない時も、長い期間真摯に音楽と向き合うことで、表現できるものこそ本当の音楽です。

人生も同じですね。

うまくいく時もあればうまくいかない時もある。

でも、自暴自棄にならない。投げ出さない。自分に対する責任をもって、改善を続ける。

これが、その人ならではの魅力になるのではないでしょうか。

音楽を通して、人生を大事にする。本の引用を音楽に置き換えると、こんな結論ですね。

「時を経てこそ美しくなる、これが本物の音楽だと思う」

 

このような本を置いているマスターのセンスに、いつも刺激を受けています^^この素敵なカフェはこちら