夏休みも残り少なくなりましたね。

宿題に追われているお子さんもいるのではないでしょうか^^

 

先日より、ピアノ表現などで恥ずかしさを感じるお子さんについて、ピアノでできることについて、書いています。

表現しにくい原因として、以下の5つを挙げました。

 

1、そもそも、何をどう表現して良いか分からない(イメージが分からない)

2、イメージできても、実際にどのように音で表現したらよいか分からない

3、イメージはまずちゃんと弾いてからつけるものだと思っている

4、間違いを極端に恐れてしまう

5、自分の感情を出さないようにしている

 

1、についてはこちら、

2、についてはこちら、

3についてはこちら
書きました。

 

今日は、

4、間違いを極端に恐れてしまう

について書こうと思います。

間違いを気にするお子さんは、最近増えてきたように感じています。

間違えても、どうすればうまくいくかを習得すれば良いのですが、お子さんは間違えるのがどうしても怖い。

すると、表現しない→行動しないという悪循環になります。

こうなると、音楽的な表情を単に教えるだけでは、根本的な解決になりません。

 

根本的な対応としては、小さな間違いをさせるということです。

これは、認知行動療法の観点から、とても有効かつ最善の方法なのです。


そして、この
後が大事なんですが、「本人」が大丈夫と腑に落とせるようにすることです。

どういうことかと言うと、「周りの人」が大丈夫と言うのではなく、「本人」自身が大丈夫だと思えるよう、工夫することが大事です。


そのためには、例えば、間違いを活用する方法があります。

例えば、レッスンで音が強すぎたとしたら、

「眠る子どもじゃなくて、飛び跳ねる子どものイメージになっちゃったね!」などと面白くしたり、クイズにしてみたりするのもいいかもしれません。

正しいか間違いかではなく、表現の幅として間違いを活用できるといいのです。

このように、本人が間違えても大丈夫だと思えるようにしていくことが大切です。


これは、
心理学を学んだ、カウンセリングピアノ教室で行っているレッスンの一例です。

おうちでの言葉かけも、お子さんによって個々にお話ししています。
表面的な表現をよしとするのではなく、本人の意思を問う根本的な視点でレッスンしています。

そのため、変化に時間がかかることはありますが、確実に変わっていくのです。

教室では、間違いを活用して大丈夫だとチャレンジできるレッスンをしています^^♪