梨の季節ですね^^
今年はいつもより早いように思います。
先日より、ピアノ表現などで恥ずかしさを感じるお子さんについて、ピアノでできることについて、書いています。
表現しにくい原因として、以下の5つを挙げました。
1、そもそも、何をどう表現して良いか分からない(イメージが分からない)
2、イメージできても、実際にどのように音で表現したらよいか分からない
3、イメージはまずちゃんと弾いてからつけるものだと思っている
4、間違いを極端に恐れてしまう
5、自分の感情を出さないようにしている
1、についてはこちら、
2、についてはこちら、
3、についてはこちら、
4、についてはこちらに
書きました。
今日は、
5、自分の感情を出さないようにしている
について書こうと思います。
実は、感情を出さないのは、一番大きな問題です。
子どもが感情を出さないのは、親はやりやすいと思うかもしれませんが、実は一大事なのです。
なぜかというと、感情を封印することは、精神的・身体的にお子さん自身を傷つけるか、暴力や依存など思いもかけない形で爆発する可能性が高いからです。
結論から言うと、感情を出さない状態が長期間続いている場合は、専門家の力を借りて相談することをお勧めします。
なぜなら、本人が自覚できない、言葉にできないほどの大きな理由が潜んでいるからです
ですが、感情を出さない状態が一過性のものであれば、家庭や教室である程度対応は可能です。どういう状態の時にそうなるのか、振り返って対策を立てることができるからです。
ただ、その場合も、原因は根深いので、心をいたしてお子さんに向き合う必要があります。
なお、感情を出さないのが長期間なのか一過性のものなのかの判断は、家族を始め学校の先生など、接する機会の多い大人が判断するとよいと思います。
感情を出さない状態が一過性という前提でお伝えすると、音楽でできることとしては、音で感情を出してもよいことを口ではなく態度で伝えること、お子さんの出す音で表情を読み解くことです。
好きな曲があれば一緒に聴いて、少しでも感情が言えるようにするのもよいでしょう。
シビアな内容についても書きましたが、知っておくと、危険を察知できることもあるかと思い、シェアしました。
この内容が役に立たないようになればいいなと願っています。